Atelier PELLICO
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8.5cmのニューヒールがもたらす高揚感
1963年にイタリアのヴェネト州ヴェニス郊外で靴の工房として創業し、60年という節目を超えたPELLICO。オーナー兼デザイナーのルカ・パンパニンは、「こだわりの木型、美しいデザインと履き心地の良さはそのままに、気持ちが高揚するようなスタイリングに今まで以上にフィットし、履く人を内側から輝かせるような存在になりたい」と、今後の展望を語ります。さらなる進化を誓うその想いを胸に、2025年春夏には、繊細なラインのピンヒールを改めて提案する8.5cmヒールのための新木型が2種類登場します。
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一足は、華奢なサンダルの美しさが際立つ木型“SUPER(スーパー)”。もう一足は、クラシックな表情を纏うアーモンドトゥの木型“NICLA(ニクラ)”です。ともに背筋がすっと伸びるような凛とした佇まいを携えながら、足幅を広く、甲も高めに設定するなど、ハイヒールを履くと痛みが出やすい部位にゆとりをもたせたつくりに。「靴づくりは、木型とヒールでつくられる構造が丈夫でしっかりしていることが大事」とルカが話すように、8.5cmヒールを支える心地よい履き心地と洗練されたデザインが奇跡的なバランスで成り立ちます。
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コロナ禍を機に、気づけば楽なスニーカーやフラットシューズばかりという人こそ、久しぶりにヒールシューズを履いて欲しい。おしゃれの鮮度アップに加え、足を入れるたびに女性である感覚を呼び覚ましてくれるセンシュアルな一足は、姿勢だけでなく意識までも変え、あらゆるシーンで自信と喜びを与えてくれるはず。武装するでもなく、誰に媚びるでもない、女性の心を輝かせる日々の相棒としてヒールを楽しむ。“靴以上”の価値を宿したPELLICOの新作シューズで、春の街を軽やかに歩み出していただけたら嬉しいです。