気の遠くなるような時間をかけて
見つけたベストバランス
幅広のスクエアトゥに太いヒール。ともすれば強すぎる印象を与える足元を、洗練された印象に導くのが、双方のバランス。ヒールは、前を裾広がり、後ろを少し内側にラウンドさせることで、パワフルな一面を残しながら、品位ある面持ちに。そして、この木型を最大限に生かすのが8cmと5cmのヒールです。木型は、1mm単位で靴の仕上がりの印象がまったく変わるもの。その木型とこのヒールの組み合わせにたどり着くまでに、いく度も木型を作っては捨て、作っては捨て…。つくり手たちの追求心があったからこそたどり着いたベストバランスなのです。