PELLICOPELLICOPELLICO

Interview
Donna per PELLICO

05

Interview 早坂香須子さん

Interview 早坂香須子さん

国内外のモデルや女優に支持され、ファッション誌の表紙を中心に活躍するメイクアップアーティストの早坂香須子さん。アロマセラピーや植物学に造詣が深く、身体の内側から輝く美の提案にファンも多い。そんな早坂さんが履いているのは、ペリーコのアイコンシリーズANELLIのパンプスと、新作スクエアオープントゥのSTAR。メイク、ファッション、旅など様々な視点から、キレイを追求する早坂さんの“靴”と“メイク”の素敵な関係。

ANELLIが描く女性らしい品、そして洗練

「メイクって、その時代の女性を表すもの」
美容界の第一線で活躍し、巧みなメイクテクニックで旬の女性像を生み出す早坂さんらしい第一声。

デニムのワントーンコーディネートにANELLIのパンプスを合わせ、ヌーディながらも洗練されたメイクを施した早坂さんのスタイルは、いまの気分やトレンドを意識してのもの。

ANELLIが描く女性らしい品、そして洗練

「ワントーンコーデの差し色に、これまでは迷わずピンクを差し込んでいたのですが、温かみのあるマリーゴールドこそが私のいまの気分。この美しい色を際立たせるため、肌はあえてヌーディにつくりました。ただのヌーディではなく、ファンデーションをごく薄く塗って、光もちゃんと差して、チークもほんのり入れています。カバーするところはきちんとカバーするけれどナチュラルさはキープする。洗練された女性像がメイクのシーンで注目されていますね」

年を重ね、大人の女性でありたいと願う早坂さんにANELLIの靴がそっと寄り添う。

「私はマニッシュなパンツスタイルが多いのですが、ANELLIのパンプスは絶妙なバランスで女性らしさを醸し出してくれます。このほんの少し肌が透けて見える感じがたまらなく好き。普通のパンプスだったら当たり前におさまってしまうところを、程よくあいたホールカットが女性らしい品とか洗練といったものを表現してくれる。靴ひとつで女性像が変わるって、すごく素敵なことですよね」

好みの香りと深い呼吸で、自分の芯に戻る

好みの香りと深い呼吸で、自分の芯に戻る

艶やかな肌もさることながら、佇まいの美しさも魅力の早坂さん。内からにじみ出る美しさは、メイクテクニックや肌を磨くことだけでは生まれるものではないことを教えてくれます。

「やはりストレスをためないことが一番かな。人と接していればストレスを感じることもありますが、ためないことが大事。私はストレスを受けたら、香りと呼吸で対処しています。自分の好きな香りを嗅いだり深呼吸したりすることは自律神経の切り替えになるので、外側に向いていた気持ちが内側に向き自分の芯に戻ることができるのです。そうすると自分が本当にやりたかったことが見えて、相手に対しても感謝の気持ちが生まれます」

そう笑顔で話す早坂さんに、鮮やかなマリーゴールドカラーがとてもよく似合う。

「私にとって旅も、自分に立ち返る大切な時間。海外こそ靴は見られるものだから、最低でも3足は持って行きます。いろんなシーンに合う靴を考えたとき、このANELLIを持っていきたい。女性の足を美しく見せるデザインはもちろん、6.5cmというヒールの高さも歩きやすいし、気負いなく履けるのも魅力です」

靴で自分を使い分ける。女性は何面性もあっていい。

靴で自分を使い分ける。女性は何面性もあっていい。

「私、70年代前後のスタイリングが好きで、だからこの靴もすごく好み」
クラシックなデザインのSTARに、リメイクデニムとボヘミアンな雰囲気のブラウスを合わせたコーディネートはさすが。

「デザインはシックなのに、スクエアトゥや、やや広めのワイズがいまっぽい。メイクはANELLIのときよりリラックスしたムードが合うと思います。日焼け止めにパウダーをはたいて、そばかすが浮いて見えるぐらいの肌に赤リップがかわいいかも。女性は何面性もあっていい。靴によって自分を使い分けてほしいですね」

幼き日に憧れた母のシューズボックスで見たような靴

幼き日に憧れた母のシューズボックスで見たような靴

シックとモードが融合したSTARを履いた早坂さんに、昔から変わらない部分と進化している部分について尋ねてみると……。

「母はとてもオシャレな人で、私にとっての初めてのファッションアイコン。STARには 私が幼い頃に母のシューズボックスを開けて憧れていた感じがそのまま反映されています。昔から憧れていた母と同じニュアンスの靴を履き、私が好きなリラックスしたムードをプラスした今日のスタイリングは、まさに普遍と進化を体現しているように思います」

メイクを軸に女性とキレイをシェアし続ける早坂さんにとって、佇まいが美しい女性とは?

「頭で考えるとストップしてしまうので、わりと直感を信じています。直感が教えてくれることは意外と正解が多く、後悔もしません。私が思う素敵な大人の女性は、人のせいにしないで自分で責任を負えること。そういう人こそ、佇まいが美しくなり、ペリーコの靴が似合うのだと思います」

(撮影協力:Fleur Universelle)

早坂 香須子/Kazuko Hayasaka

ビューティーディレクター、メイクアップアーティスト。看護師として大学病院に勤務した後、メイクアシスタントを経て1999年に独立。アロマテラピー・植物学を中心としたオルタナティブな療法を学び、2013年にはAEAJ認定アロマテラピーインストラクターの資格を取得。メイクの枠にとらわれることなく、元看護師という医学的知識と観点からインナービューティー、オーガニックプロダクトコンサルタント、香りなど多岐にわたり活躍中。
Instagram  @kazukovalentine

  • share this article

Shop this Story’s Looks

BACK NUMBER